キルリアになって。

第4話

   
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_____キルリアで祝られて。


人間には、戻れないのかなって。

そう考えてたら、村の人々(ポケモンだった!!)
が来て、私に、なれなれしく話しかけてきた。

「キルちゃんよね~っ?」
ちがうて。
「おかえり・・・・!」
・・・?初めてだよ、ここに来るの。
「人間では、中学生だったんだよねぇ~?」
十歳です。
「・・・小雪つぁんが・・・・珍しいキルリアだったのか。」
どゆこと?小雪ってだあれ。
「しってる?人間が、この村に来ると、ポケモンに変化するのよ。」
私、人間だったっけ・・・・・

頭が痛い。けれど。

人間という言葉がつっかかる。



祝られちゃったよ、あたし。


でもなんで?






わたしは、キルリアだもん。







キルリアで祝られて嬉しいよ。
・・・・・・・・・・多分。